ニュース 20 9月 2020 心筋梗塞と循環器内科医 心筋梗塞とは、心臓の表面にある冠動脈が急に詰まっておこる病気です。突然死の原因となる重要な病気です。正確には急性心筋梗塞、我々は急性冠症候群と呼んでます。 冠動脈内に動脈硬化プラークができて、ある時突然プラーク内から出血し、冠動脈を詰まらせます。詰まった先には血液がいかないので、心筋が壊死し、それに… 続きを読む
ニュース 23 8月 2020 コロナとうがい ある知事さんがコロナにイソジンが効く?と発言し、瞬く間にドラッグストアからうがい薬がなくなってしまいました。 インフルエンザウイルスは上気道と肺の中で増殖しますが、コロナウイルスはそれよりもっと入り口に近い、舌奥や上咽頭で増殖することが多いと考えられています。 うがいをすることで口腔内や咽頭の雑菌を… 続きを読む
ニュース 9 8月 2020 NADと私たち NAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)という言葉を聞いたことはありますか。昔、高校の生物の先生が最も重要な物質であるということを強調されていました。そのころは聞き流していましたが、最近やっとわかってきました。 NADはすべての生命体においてエネルギー産生をする際に必須な物質です。そして加齢と… 続きを読む
ニュース 26 7月 2020 オホーツクの旅 連休の前半、北オホーツクに行ってきました。 北海道の地方空港へは最近大阪から直行便がないので、羽田経由で女満別へ。 女満別は久しぶりでしたが、以前と変わらない風景がありました。 7月下旬にも関わらず気温17度、風が吹くとまだ寒いです。曇っていたのでセーターを着てちょうど心地よい気温でした。 訪れた場… 続きを読む
ニュース 26 7月 2020 心不全と肺炎 心不全とは、心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。 一方肺炎は、主に細菌やウイルスに感染することにより、肺の中を通る気管支のさらに先にある肺胞という部位が炎症を起こす病気です。 心不全と肺炎は全く異なる臓器の病気ですが、鑑別が難しかったり、両者が同時に起こ… 続きを読む
ニュース 19 7月 2020 新型コロナウイルスに対する再生医療(幹細胞治療、幹細胞培養上清療法) 新型コロナウイルスに対する再生医療のお話しです。 ウイルス感染により体の防御反応として発熱します。発熱により白血球の機能が促進され外敵と戦う準備をします。高い熱によりウイルス増殖は弱まります。それでもウイルス増殖が勝ってしまうとウイルスは肺で増え続け、免疫細胞を巻き込みながら肺炎という形になります。… 続きを読む
ニュース 12 7月 2020 コロナと抗原検査 神戸市東灘区の当院にて、新型コロナウイルス感染症の抗原検査をはじめました。 基本自費ですが、医師が必要と判断すれば保険適応となる場合があります。 当院で導入した抗原検査は、現在新型コロナウイルスに感染しているかどうかを調べる検査です。インフルエンザの検査と同様の方法で、鼻咽頭をぬぐって検査を行います… 続きを読む
ニュース 30 6月 2020 ビタミンCと心臓病 アメリカの循環器専門医であり弁護士でもある、トーマス・レビーという先生がおられます。ビタミンCの持つ素晴らしい治療効果、の啓蒙活動を行っておられます。私も実際に講演を拝聴し、懇親会で苦手な英語で質問したこともありますが、それよりも先生の著書を読み返して勉強しております。 循環器専門医でもあるレビー先… 続きを読む
ニュース 12 6月 2020 いびきと心臓病(2) 前回の続きです。 いびきと関係のある心臓病は不整脈、狭心症、心不全、高血圧、大動脈疾患などです。 心房細動は脈がバラバラになる、頻度の高い不整脈ですが、心房細動が続くと心房に負荷がかかり徐々に心臓が大きくなります。脈が速い状態が続くとさらに心臓全体に負荷がかかり高齢ですと心不全になります。いびきが強… 続きを読む
ニュース 27 5月 2020 いびきと心臓病 いびきと心臓病のお話しです。 いびきは、眠った時にのどを支えている筋肉が緩むことで、空気の通り道が狭くなり、のどが振動して音がでることです。もともと日本人は顎が小さい人が多く、肥満、飲酒、睡眠薬によっていびきが出現しやすくなります。 いびきは周囲の人を不快にするばかりでなく本人にとって危険なことも多… 続きを読む