CBDオイル

CBDオイルとは大麻草に含まれる100種類以上の生理活性物質(カンナビノイド)の中の一つであるCBD(カンナビジオール)を中心に抽出したオイルです。

カンナビノイドには他にTHCと呼ばれる精神作用をもつものがあり、日本の大麻取締法で使用が禁止されています。CBDTHCは全く別物で、THCはおもに麻の葉に含まれ、茎や種子には含まれていません。そのため麻の茎と種子の使用は禁止されていません。いわゆる医療用大麻はCBDの他にTHCが含まれているため日本の法律では使用することができません。

カンナビノイドには多くの疾患に効果のあることがわかっており、抗炎症作用、抗痙攣作用、抗不安作用、降圧作用などが知られています。

もともと体内にはエンド・カンナビノイド・システムと呼ばれる生体の制御システムが存在しており、このシステムにより食欲、睡眠、性行動、疼痛、免疫、感情、運動機能、発達、老化、認知、記憶などをコントロールしているのです。
栄養障害、酸化ストレス、環境因子、老化などによりこのシステムの働きが悪くなります。
エンド・カンナビノイド・システムの機能低下が関与していると考えられる病態は無数にあり欠乏したカンナビノイドを外部から補充することで素晴らしい効果が認められています。

 麻由来のオイル(ヘンプオイル)には大きく分けて3種類あります。

1) アイソレート(CBDを単離し、ココナツオイルなどに溶かしたもの。)

2) ブロードスペクトラム(THC以外のカンナビノイドすなわちCBDだけでなくCBGCBC、テルペンなども含有するフルスペクトラムに近いオイル)

3) フルスペクトラム(100種類以上の生理活性物質を含む全草成分のオイル。花穂や葉からも採取している)

日本ではTHCが含まれているフルスペクトラムは使用できませんので、CBDオイルは一般的に2)か3)を指します。利用可能な理想的なCBDオイルとは、THCを完全に除去したブロードスペクトラムな製品です。

 CBDオイルは非常に安全です。現在使用が禁止されているTHC成分を含むものであってもアルコール、カフェインよりも安全とされています。身体依存性、急性中毒症状、致死量はありません。(もともと体内に備わっているシステムですので当然のことですが)

 日本ではCBDオイルの治療目的の使用は一般的ではありませんが、専門の研究会などでは有効な症例の積み重ねを着実に行っています。