口の中に潜む危険
原因がはっきりわからないけれど何となく体調が悪い状態を不定愁訴といいます。
だるい、微熱がある、耳のつまった感じ、めまい、不安、かゆみ、といった症状からしびれ、呼吸困難、動悸といったものまで様々です。
内科や耳鼻科、精神科にまで行くのですが、どこに行っても同じような薬を盛られるだけで一向によくなりません。
ちょっと待ってください。歯医者に行きましたか?
口の中には危険なものが潜んでいるのです。
以前は虫歯になって歯医者に行くと、ゴリゴリ削られて金属を詰められました。それが危険なアマルガムなのです。2016年には保険適応から外されましたが、大体40歳以上の方の虫歯の治療には当然のようにアマルガムが入っているはずです。
安いので保険診療で多用されていました。歯医者が悪いのではなく、当時はアマルガムの危険性はわかっていませんでした。今でも問題視されない場合があります。
アマルガムは銀、スズ、銅、亜鉛の粉末と50%の無機水銀を混ぜ合わせたものです。
水銀と言えば水俣病が有名で、猛毒です。歯に詰めてある水銀は食事毎に削られ、一部は腐食して水銀ガスとなり吸入します。また体内に入り込んだ無機水銀は腸内細菌の働きで有機水銀となり、血液脳関門や胎盤を通過し、様々な酵素活性を低下させ中枢神経に有害事象を引き起こします。
口の中の水銀は年月を重ねるごとに徐々に人によって中毒域になっていき、不定愁訴を引き起こすことになります。またアマルガムの他に歯にかぶせる金属にはパラジウム冠があります。
口の中の金属はほぼすべて通電性があります。ということはアンテナとなり周囲の電磁波を集めて体に悪影響を及ぼします。
1996年から電磁波が問題となってきました。国民総スマホ時代に突入したからです。スマホだけではなく大量のパソコンも生活必需品となり、どこいても電磁波だらけです。
アルツハイマー、自閉症、うつ病、アトピー・アレルギーなどはこの20年間で増加してきました。もちろん老人が増えた、食生活が変化した、職場のストレスが増えた、などもあります。ただし電磁波の影響も忘れてはいけません。
体の周囲の電磁波が口の中の金属をアンテナとして体に悪影響を及ぼしていることは十分考えられることなのです。
私の通っている歯医者さんはアマルガムの危険性をよくご存じで、アマルガム除去により不定愁訴が改善した患者さんの話をよくされます。
アマルガムを除去してもらう際には、コロナどころではない防御服や陰圧の吸引器、前日からデトックスのサプリを飲まされ、口の中はシールされ、酸素吸入しながら除去されました。なんて大袈裟な、と最初は思っていましたが、それほど水銀は危険なのです。
毒物を口の中に貼り付けて、長年腐食させて、有毒ガスを吸入し続ける、こんなことではどれだけ健康に気を使ってもマイナスに働くばかりです。
何となく体調が悪くて、どこに行っても解決しない時には、口腔内金属のことをよくご存知な歯医者さんに行かれることをお勧めします。体調の悪くない方も歯医者さんに行って有害重金属を除去してもらってください。今からでも遅くはないです。