サプリ生活

サプリメントは健康補助食品ともいわれ、普段の食生活で不足しやすい栄養素を補うものをさします。ただし法律上は野菜もサプリメントも同じ食品に属します。

食品とは医薬品を除くすべての飲食物をさし、一般食品、特定用途食品、機能食品に分類されます。許可を受けた製品のみ一定の効果効能を表記することが可能です。

医者に言われて仕方なく薬を飲んでいる人は大勢いますが、高いサプリを購入して嫌々飲んでいる人はいません。私はサプリの嫌いな方には決してお勧めしていません。

ありとあらゆるサプリメントが販売されています。コレステロールを下げる、関節に効く、脳の働きを良くする、など。でも、まずはビタミン、ミネラルです。これは全ての人におすすめです。いずれも細胞の代謝の潤滑油のような働きをします。

ビタミンは水溶性のビタミンBとC、脂溶性のA、D、E、Kがあります。ビタミンB群(B1,B2,B6,B12,ナイアシン、葉酸)は代謝ビタミンともよばれ、特にエネルギー産生に欠くことのできない栄養素です。ビタミンBは状況により消費量が異なります。慢性疾患、感染症、ストレス、運動などで消費量が増えます。思い切り頭を使っても消費量が増えます。ビタミンB複合体をのむと尿が黄色くなりますが、夕方になり尿が完全に薄くなってきたら追加の目安です。

ビタミンCは身体のサビ付きをとる非常に大切なビタミンです。人間はビタミンCを作れないので、これ程様々な病気にかかるともいわれてます。ビタミンCは取れば取るほど良いのですが、口から飲むと10g以上で吸収されなくなりお腹がはってきます。ビタミンCだけは点滴で接種するのがよいのです。

脂溶性ビタミンは水様性ビタミンと比較してホルモンに近い働きがあります。ビタミンDはカルシウム代謝の他、免疫・アレルギーに関係しています。血液中のビタミンD濃度は30ng/ml以上必要なのですが、日本人の平均は20程度です。ビタミンDを至適濃度にすることでインフルエンザに対する予防効果があるとの報告があります。

次にミネラル。大切なのはマグネシウムと亜鉛です。足がつる人にマグネシウムを摂取してもらうと大抵は軽減します。漢方の芍薬甘草湯でも良いのですがまずはマグネシウムでしょう。循環器の病気に血管平滑筋が過剰に収縮する冠攣縮性狭心症というものがあります。カルシウム拮抗剤やシグマートでコントロール困難という話を耳にするのですが、これにもマグネシウムがよいのです。カテ中のVTにもマグネシウム静注してましたよね。
亜鉛は味覚や生殖機能の他にビタミンDとともに免疫に関係してきます。さらに微量元素のセレンなどを摂取することにより風邪に対する抵抗力が上昇します。

ビタミンC、D、亜鉛、セレンをしっかり摂取することで、インフルエンザを含めたウイルス性カゼに対するワクチン効果程度はありそうです。

ALA(5-アミノレブリン酸)は生命誕生の時から存在した物質で赤血球のヘモグロビン生合成に必要でありミトコンドリア内でエネルギー代謝を活発に誘導する働きがあります。動物実験ではALA投与で内臓脂肪、蓄積が抑えられ免疫機能、造血機能が上昇したとの報告があります。保湿効果もあり肌の水分量や弾力がアップするとされています。体内で合成されるALAは加齢とともに減少するので、サプリとしてALAを十分摂取するのもいいですよ。

頭の健康のお話です。若いころと比べて体力、記憶力も低下してきますが、そんな状況でも何とか頭をフル回転させないといけません。
脳血流を増やすには何といってもNMNです。何度かお話ししているので詳しくは述べません。
そしてクルクミン。クルクミンはウコンの黄色を呈する色素成分で、抗炎症、抗酸化、免疫調整、抗ガン作用など多くの薬効が報告されてます。当然脳に対しても効果があります。
頭が疲れたときは中鎖脂肪酸のMCTオイルで燃料補給しましょう。速やかに吸収され脳のエネルギーになります。またオメガ3系脂肪酸豊富なクリルオイルもお勧めです。

そして仕事に疲れたら部屋を暗くしてゆっくり寝ましょう。夜になるとメラトニンが分泌されるのですが歳とともに減ってきます。そこでメラトニンサプリで補充してお休みください。睡眠薬ではありませんよ。

というわけで私は起床時にビタミン、ミネラルをたっぷり摂ります。ビタミンDは1日5000IU、これでビタミンD血中濃度80ng/mlまで上がりました。亜鉛は30mg、セレン、モリブデンなどの微量元素もとるようにしています。ビタミンCは1日3回に分けて6g、週1回は75gの高容量を点滴します。NMNは毎日1g、ついでにALAも十分量摂取します。仕事の途中におやつ感覚でMCTオイル、クリルオイル。クルクミンも定期的に摂ります。
そして寝る前にはメラトニン3mgのんでグッスリ寝ます。

それから大事な有機ゲルマニウム。ありとあらゆるものに効く有機ゲルマニウムですが、感染症が爆発している現状ではインターフェロンγの誘導を最大限に発揮させるために50mg/kgの容量を眠前に摂取しています。

1日大体30~40錠の私のサプリ生活です。マネする必要は全くありませんが、何かの参考になれば。