感情を左右する物質

コラム

感情を左右する物質

2019.05.26

やる気、不安、幸せ、怒り、悲しみ、などさまざまな感情が私たちの人生を形成しています。
脳内のシナプスで合成された神経伝達物質と呼ばれるものが、脳内において細胞から細胞に情報を伝え、興奮、鎮静を調整し複雑な精神活動を可能にしています。

感情を左右する物質

神経伝達物質は多数ありますが代表的なものとしてドーパミン、セロトニン、GABA、アセチルコリンがあります。

ドーパミンは快楽に関係します。過剰になると実際に存在しない刺激が現れ(幻視、幻覚)、低下すると意欲が低下し体が固まってしまいます。(パーキンソン様)

セロトニンは気分に関係します。不足するとネガティブ思考が増え、不安になったり、訳もなく悲しくなったりします。過剰になると興奮、緊張、頭痛、発汗などがおこります。

GABAはストレスを和らげ、興奮した神経を落ち着かせる働きをしています。

アセチルコリンは脳内では記憶と関係します。

これらの神経伝達物質が気分、感情を調整しています。

ここからが重要で、神経伝達物質は我々が食べたものから作られます。栄養が不足していると当然神経伝達物質が十分に作られず困ったことになるのです。
神経伝達物質の生合成にはアミノ酸を原料としてビタミンB群(特にナイアシン、ビタミンB6)や鉄、マグネシウム、銅など多くのミネラルが必要です。
ビタミン、ミネラルが不足していると気分の変調をきたして調子悪くなるのはこのためです。

普通に生活していてもビタミン・ミネラルが急速に不足してくることがあります。成長期、妊娠・出産です。
思春期の憂鬱、反抗は自らの体の成長のために栄養素が使われてしまい、脳内伝達物質の十分な合成まで栄養素がまわってきません。またマタニティーブルーも赤ちゃんに栄養が吸い取られてしまい母体の脳内伝達物質が不足することでおこるようです。
いずれも十分量のビタミン、ミネラルをとることが必要です。
老年期になると胃酸が不足しタンパク質を摂取しても吸収しずらい状況となります。この場合でも神経伝達物質の原料が不足するわけですから気分に変調をきたします。

毎日元気に生きるためにはしっかりとした食事が必要なのです。

感情を左右する物質
A380  LAX

院長 三上修司

執筆者

三上内科クリニック

院長三上修司

経歴

三上 修司(みかみ しゅうじ)昭和41年2月生まれ

  • 昭和41年大阪府吹田市に生まれる
  • 昭和59年宮崎医科大学入学
  • 平成2年同卒業、神戸大学第一内科(循環器内科)入局
    神戸大学付属病院、国立神戸病院内科にて臨床研修
  • 平成5年神戸大学医学部大学院にて基礎研究
  • 平成9年神戸大学大学院医学研究科博士課程修了
  • 平成9年六甲アイランド甲南病院循環器内科医長
  • 平成17年同院循環器内科部長 平成25年同院副院長
  • 平成29年5月1日三上内科クリニック 新規開設

専門分野

  • 内科全般
  • 循環器内科
  • 血液透析

資格

  • 日本内科学会 総合内科専門医
  • 日本循環器学会循環器専門医
  • 日本透析医学会指導医
  • 日本医師会認定・認定産業医
  • 医学博士

所属学会

  • 日本内科学会
  • 日本循環器学会
  • 日本透析医学会
  • 日本睡眠学会
  • 日本心血管インターベンション学会
  • 日本心臓リハビリテーション学会

〒658-0032神戸市東灘区向洋町中3丁目2-2

診療時間 日・祝
8:30 - 11:30 ×
16:00 - 19:00 × × ×

休診日:木曜午後、土曜午後、日曜・祝日
毎週火曜日の16時〜18時に皮膚科専門医による診察を行っております。
混雑が予想されますので、受診をご希望の方は事前にお電話でご予約ください。

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