あなたのサプリ、効果ありますか?

アメリカほどではないですが日本でもサプリメントを摂取する人が増加しています。TVやネットにはサプリ情報があふれており、健康志向の高まりからついつい購入してしまうのでしょう。同じようなサプリを多数飲んでいる方や、薬と拮抗する成分のサプリを摂ってしまっている方もおられます。

サプリメント摂取の目的は効率よく健康な状態にもっていくことです。病気になりかけている未病の状態をもとに戻すのです。

病気=火事 消防士(薬)が放水して家をすべて水浸しにしてしまう。もう二度と快適には暮らせない。
未病=不具合 大工(サプリ)が常にメンテナンスをし、快適に暮らせるようにする。
暴風や灼熱から家を守ってくれる。(ウイルス・細菌感染から体を守る)

例えば40歳女性、明らかな病気はありませんが体調が悪く、採血上様々な物質が不足しているとします。原因は今までの食べ物、生活が悪かったからであり、そのまま食事だけで体調を回復させるには同じ年月がかかります。そこでサプリメントで効率よく栄養素を補い体調を回復させるとともに根本原因を探ります。いったんよくなればサプリを中止することを考えるのです。一番重要なのは何といっても食べ物です。

40代女性で鉄不足による体調不良です。サプリで鉄を補充してもいっこうに鉄関連マーカーが改善しません。ここで鉄を増量してもダメなのです。腸内環境が悪い、すなわち小腸にカンジダが増殖したようなときにはカンジダと人間が鉄を奪い合うのでサプリで鉄を補充してもよくなりません。この時はまずは腸内環境を整えることが先決です。
別の例ですが、30代女性でこれも鉄、ビタミン不足による体調不良です。教科書通りのサプリで補充してもよくなりません。甲状腺を詳しく調べると潜在性に甲状腺機能低下の状態でした。体全体の代謝が悪いのでまずはこちらの治療が先でした。

サプリに表記している量(これもいい加減なこともありますが)がそのまま体内に取り込まれると思ったら大間違いです。ビタミンCは経口摂取では量による吸収率が異なったり、ミネラルは亜鉛と銅に代表されるように相補的に動く物質が多数あります。さらにその人特有の遺伝子のために吸収されやすい、されにくいがあちこちにあるのです。

血圧の薬は誰が飲んでもある程度効果は同じですが、我々の体の栄養素に関しては個体差が非常に大きいのです。あるサプリメントが本当に効果があるかどうかを調べるためには、その人の細胞レベルを推測する検査をしなくてはいけません。詳しい血液検査のほか尿の有機酸検査、総合便検査、毛髪ミネラル検査などを行い、その人特有の栄養素の効きやすさを見なくてはなりません。

血液検査すら行わずに適当にサプリメントを摂取することは何の役にも立ちません。
サプリメントを買いたいと思ったらまずは信頼できる医師にご相談ください。
今の体の状況で必要なサプリは何なのかを提案してもらってください。