炭水化物ばかり食べると

若い女性のが体調不良を訴えた時必ず食事内容をたずねています。
朝は食べない、昼はコンビニのおにぎり、夜は寮の食事を少し、です。炭水化物ばかりでタンパク質は・・・。パン、おにぎり、ラーメン、甘いお菓子、辛いせんべい、美味しいし手軽で空腹感は満たされるけれど、ぜーんぶ炭水化物です。
炭水化物ばかりとるとどうなるか。食後に血糖値が急に上がります、と同時に血糖値を下げるインスリンが出て血糖値を下げようとします。これは普通の反応です。でも時には血糖値が下がりすぎてしまします(反応性低血糖といいます)。
人間の体には糖新生という仕組みがあって、血糖が下がりすぎた時にアミノ酸や脂肪から糖を合成しようとします。主に筋肉と肝臓で行われビタミンB群が必要です。
糖新生がうまく機能しないと血糖値を維持しようと交感神経活性がパワー全開となり夕方に動悸、発汗、熱感、不安、焦燥・・・。そこで空腹感からお菓子を食べると、またインスリンの引き金を引いてしまいます。
この悪循環を断つには、たんぱく質、脂質をしっかり摂取し血糖値の急上昇急下降を抑える、そして糖新生が上手く働くように骨格筋をつくる、要するにバランスのよい食事と運動ですね。当たり前の話になってしまいましたが、やはり食事って大事ですね。
ビタミンB群も大切ですよ。

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