NMNのある生活

本日はNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)のお話しです。

NMNは頭を活性化させ、健康寿命が延びるかもしれないすばらしい物質です。

体調を整えてもっと元気になろう、とするときに大切なのは薬でもサプリでもなく、まずは栄養、睡眠です。タンパク質、脂質、炭水化物のバランス・カロリーも大事なのですが、ビタミン・ミネラルが不足していては重要な物質が十分作られません。

夜寝ているときは副交感神経が腸を働かします。昼間は逆に身体活動するために交感神経が優位になります。腸からは幸せな気持ちになるセロトニンのほか大切な物質が多数作られます。夜間交感神経が高ぶっていると熟睡できないだけではなく、腸が正常に働かず体調不良となります。腸は第二の脳と呼ばれています。

ビタミン・ミネラルが十分で腸が健康であれば、次にホルモンです。加齢に伴い不足してくるホルモンはこの段階から補充しましょう。同時に長年、体に蓄積している有害重金属などの有害物質もデトックスしておきましょう。そうすると脳内伝達物質が作られやすくなります。

ここまで整えたうえで、最上流に位置する脳の活性化、NMNを始めてみましょう。

以前のブログでも紹介しましたが、NMNはNADの前駆物質です。NADという物質は私たちの体においてミトコンドリアでエネルギーを産生する際に必要な補酵素です。そしてNADにはもう一つの重要な働きがあり、老化を制御するサーチュインを活性化する働きがあります。

加齢とともにNADが低下することで臓器、組織の機能低下、老化に伴う病気を起こしてくるとされています。

とにかくNADを増やせばよいということになります。NADを増やす最も有効な手段は、前駆物質であるNMNを投与することです。NMNは高価なのがネックですが、経口投与で速やかに血中に取り込まれ、NADに変換されるとされていきます。

NMN投与後のマウスの長寿効果の他、糖尿病予備軍のヒトに対するNMNの効果も検証されています。ただし実験動物と違いヒトではNMN投与で寿命が何年延びたという実験はできなので、血管、脳機能など老化の指標を探るわけです。世界の一流の研究の成果を待ちたいところです。

NMNを毎日飲む理由は人それぞれですが、まずは元気になることです。加齢に伴い低下してくる脳のパフォーマンスを最大限にする手段のひとつです。いくらマウスで寿命が延びたといってもそれを直接期待しているわけではありません。NMN投与でマウスの神経血管保護作用の報告もあります。

私は最近、比較的安価で純度の高いNMNを入手することができ、1日1gを接種しています。以前は高価すぎたので少量のみの摂取でしたが、1日1gを摂るようになって朝から非常に元気です。目はすっきりで、夜まで働いても大丈夫です。(あくまでも個人の意見ですが)

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