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当院でのSAS治療

当院でのSAS治療について

当院での一般的なSAS治療を説明します。患者さんは家族にいびきがうるさい、あるいは夜中に息が止まっている、と言われて来院される場合が多いです。朝の目覚めが悪い、日中眠くて仕方がない、などの自覚症状で来られる場合もあります。 まず身長、体重をチェックしBMIを計算します。食事、睡眠の時間、仕事の種類、そしてたばこ、アルコールなど生活全般のお話をしていただきます。
睡眠に関しては、睡眠時間の他、なかなか眠りにつけない、夜間何度もトイレで目が覚める、一度目が覚めると眠れない、といった話を詳しく聞きます。
診察は血圧、聴診など一般的ですが、口の中(舌の大きさ、扁桃腺、咽頭など)をよく観察します。
SASと診断され、治療を希望されれば、治療として持続陽圧呼吸療法(CPAP療法あるいは単にCPAPとよびます)、マウスピース、その他の治療法があります。CPAPの効果が抜群です。
SASがあるかどうかはまず簡易検査(自宅でできる検査)を行います。後で説明しますが簡易検査でAHI(無呼吸低呼吸指数:1時間あたり無呼吸あるいは低呼吸の数)が40回/時間以上であればCPAPが保険適応となります。そうでない場合はより詳しいPSG(ポリソムノグラフィー)検査を行います。この検査は一般的には1泊2日の入院が必要です。(自宅でできるPSG検査もあります)

当院でのSASの検査

SASの簡易検査の説明です。簡易検査も多数ありますが当院で通常行っているのは器械を持ち帰っていただき夜間指先に装着するタイプ(スマートウォッチ)を用います。ペースメーカーがはいっている患者さんは自宅に器械が送られてくるタイプの検査(ウォッチパッド)を行います。
簡易検査の料金は検査代が3割負担で約2,700円です。
当院の簡易検査(スマートウォッチ)の実際の例です。夜間指先に装着するだけでこれだけの情報が得られます。

簡易検査でそれほど重症ではないがやはり眠くて何とかしてほしい、あるいは医師側として合併症予防あるいは合併症の重症化予防にぜひともCPAPが必要という場合はより詳しいPSG検査を行います。PSG検査は一般的には病院に1泊2日で検査入院していただきます。脳波、眼球の動き、呼吸・心拍センサー、足の動きなどを総合的に判断する無呼吸の詳細な検査です。(当院から紹介いたします)
PSG検査は3割負担で約10,000円です。

PSG検査でAHI(無呼吸低呼吸指数)が20回/時間以上ならCPAPが保険適応となります。PSG検査のレポートの1例です。

以上をチャートで説明します。


  • ※1:AHIはで1時間当たりの無呼吸低呼吸の頻度で一般的にSASの重症度を表します。
  • ※2:PSG検査では通常簡易検査よりもAHIが高い値に出ることが多いです。AHI15程度であればPSG検査で20以上となりCPAP適応となることが多いです。AHI10以下であればPSG検査でも20以上になることは少ないです。
  • ※3:自宅で行うPSG検査もありますが、装着がやや難しいです。
  • ※4:CPAP以外にマウスピースがありますが効果はCPAPが絶大です。

簡易検査あるいはPSG検査にてCPAP適応で、患者さんが希望される場合はCPAP療法を開始します。もちろんCPAPを希望されない患者さんもおられます。その場合マウスピースをお勧めすることもありますが改善効果は明らかにCPAPが上です。また寝る前に鼻に自分でストローのような管を入れる方法もありますがお勧めしません。

当院でのSASの治療

いよいよCPAP療法の開始です。いきなり器械をお渡しして「毎日つけてください。」と言っても無理なので、当院では患者さんのご希望の時間にクリニックで約1時間かけて説明します。器械の操作のほか患者さんにあったマスクの選定、お手入れ方法などじっくり説明します。ここでわからない場合はその後何度でも説明します。
CPAPは保険適応で費用は3割負担で1か月約4,500円です。保険制度上1か月に1回来院していただく必要があります。(CPAPの器械を購入してその後の通院の必要のない国もあります)来院時には睡眠の状態、装着頻度、無呼吸の程度など詳しくチェックいたします。
CPAPのマスクの種類が豊富であり下図は簡単に装着できるマスクの1例です。

CPAP装着頻度、無呼吸(OSA、CSA)の有無・頻度、CPAP圧の状態を観察しながら患者さんに最適なCPAPの設定をします。

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