六甲アイランドで循環器内科をしております三上内科クリニックの睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサイトです。
ここでは睡眠時無呼吸症候群(SAS)の一般的な話、循環器専門医(※)からみたSAS、当院での症例など、広く情報発信していきたいと思います。
いびき・睡眠でお悩みの方へ
睡眠は人生の3分の1を占める大切な時間で、最近睡眠負債という言葉も耳にします。同時に睡眠に関わる病気についても注目を浴びるようになってきました。
中でも、当院の専門である循環器内科と関連の深い病気として、睡眠時無呼吸症候群という病気があります。
睡眠時無呼吸症候群とは眠っている間に呼吸が止まる病気です。定義としては10秒以上の呼吸停止を無呼吸とし、無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、若しくは1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸です。約3%の人が睡眠時無呼吸症候群であると言われています。実際に治療を受けている患者さんはその10%程度といわれ、自分では気づかないSASの方が多いのです。
SASを診る診療科、クリニックは多数あります。循環器内科、呼吸器内科、耳鼻科、精神科、歯科口腔外科がそれぞれの視点から専門的にSAS診療を行っています。
しかし睡眠時無呼吸症候群は心臓病と関連が深いことが分かっており、循環器内科は睡眠時無呼吸症候群という単一の疾患だけでなく、心臓への影響も含めた全身の診察を行うことができる唯一の診療科目です。睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には、まずは循環器内科にご相談いただきたいと思います。
このサイトではSASについてわかりやすく解説し、少しでも多くの方が治療して快適な日常生活を送っていただければと考えております。
院長ごあいさつ
神戸ベイSAS相談所にお越しいただきありがとうございます。
睡眠は人生の約3分の1を占めます。この貴重な時間が損なわれていては有意義な日常生活を送れるはずがありません。
当院では睡眠障害の一つである睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療に力を入れております。
いびきがうるさい、日中眠い、といった睡眠時無呼吸症候群は仕事の効率を落とすだけではなく、様々な疾患に悪影響を及ぼします。
当院でのSAS診療の目的は患者さん一人ひとりの病態により異なります。いびきがひどく、日中眠い患者さんは持続陽圧呼吸療法(CPAP療法)で症状をとることにより快適に日常を過ごせます。泌尿器科で異常なしといわれた夜間頻尿もSASが原因であることが多いです。
そして循環器内科医としての私の使命はSASを治療することで心臓を守る、ということです。SASを合併している大動脈解離後、心房細動治療後や慢性心不全の患者さんに適切にCPAP療法を行うことで生命予後の改善を目指しております。
また当院では引っ越しなどでCPAP療法の継続治療を希望される方に対してはフィリップス、テイジン、フクダ電子に対応しており速やかに引き継げる仕組みをご案内しております。
いびきが気になる方、日中眠い方、ご家族に無呼吸を指摘されている方は是非お気軽にご相談ください。
三上内科クリニック
院長 三上修司